利用要領


2023年4月1日更新

   所在地:〒390-1516長野県松本市安曇上高地
  管理:公益社団法人日本山岳会 上高地山岳研究所運営委員会 
  現地管理人:1名

日本山岳会上高地山岳研究所(以下「山研」という。)は、1961年に「山岳研究」、「健全登山指導」、「自然保護活動」等の研究所として使用することを目的に、林野庁より土地を借受け、山岳に関する研究会、講習会等の集会及び日本山岳会会員とその関係者の宿泊等に利用するための施設として1993年5月、「日本山岳会創立90周年記念事業」の一環として現在の建物に改築された。
地下1階、地上2階、延床面積246㎡(74.5坪)の建物は、多くの会員や企業、団体等からの寄付を仰ぎ、今日まで会員並びにその家族、関係者及び海外山岳団体等に利用されてきている。
山研は特別天然記念物指定の上高地の厳しい規制の中、特別に建築を許された貴重な施設であり、この財産を次世代に引き継いでいくことが会員の責務である
山研は河童橋を渡った梓川右岸、橋から3分程度の岳沢穂高連峰を仰ぎ見る場所にあります。現在地の地図はこちらを参照してください。宿泊、グループ活動などのクラブライフに、講習会、研究会や展示発表会(地下談話室を利用)に、会員とその関係者に自由に使用して貰える施設です。建物の概要図はこちらを参照してください。

(準拠規程類)日本山岳会上高地山岳研究所管理規程(以下「管理規程」という。)に 基づいて作成する。


1. 開所期間(管理規程第10条)
毎年4月下旬に開所し、11月上旬に閉所する。なお、この期間以外でも山岳研究所運営委員会(以下「山研運営委員会」という。)が認めた場合には利用できる。
具体的な期間は、会報及びホームページで周知する。

2.利用者の資格(管理規程第5条)
(1)会員及び準会員とその家族
(2)団体加盟の会員
(3)本会職員
(4)会員又は準会員が同伴した会員以外の者及び会員又は準会員の紹介があり担当理事又は山研運営委員会が認めた会員以外の者

3.利用申込み方法(管理規程第8条)
(1)午前時から午後8時の時間帯に、電話又はFAXにて直接山研に申込む。
   ただし、開所直後(4月下旬から5月上旬の連休中)の予約のみ本部事務局に申込む。
      申込み時には、氏名、会員番号、宿泊日、人数、到着時間(登山計画概要)を伝える。
(2)15人以上の団体予約の場合、利用日の10日前までに申し込み金(1,000円×人数)を下記口座に
   振り込む。
   <郵便振込講座>日本山岳会上高地山研 00140-7-582139
   団体予約は申込金の振込みをもって成立するが、一部にキャンセルがある場合には利用予定日の
   10日前までに連絡する。それを経過した場合、申込金は返金されない。返金に伴う振込み手数料は
   利用者負担となる。
(3)キャンセル、予約変更等の場合には直接山研に早めに連絡する。
(4)支部会友からの申込みは、支部長又は支部事務局長を通して申込む。
(5)会員以外の者が直接申込むことはできない。
(6)複数組が同泊する時は、男女別の相部屋になる。
(7)山研宿泊後に登山の予定がある場合には、宿泊者名簿備考欄に概要を記載する

4.利用料金(管理規程第6条)1泊素泊まり料金
(1)会員及び準会員      3,000
(2)会員以外の者       5,000
(3)中学生          1,000円(小学生以下無料)
(4)会員及び準会員に準ずる者 3,000円
 ア 会員及び準会員の家族(生計を一にする同居者)
 イ 団体加盟の会員
 ウ 本会職員

5.利用割引(管理規程第6条)
平日割引及び団体割引を以下のように定める。
山研利用料金一覧表           (円/泊)
区分/料金
利用料金
平日割引
団体割引
会員及び準会員
3,000
2,000
2,500
会員外
5,000
4,000
4,500
中学生
1,000
1,000
1,000
会員・準会員に準ずる者
3,000
2,000
2,500
(注1)平日割引とは、祝祭日前夜を除く月曜日から金曜日夜の利用を対象とする
(注2)団体であっても祝祭日を除く月曜日から金曜日夜は平日割引とする
   
6.     施設利用時の注意事項
 (1)一般の宿泊施設とは異なり、管理人によるサービスは一切無く、すべてセルフサービスとする。
 (2)宿泊利用者は施設維持協力金として利用料金とは別に1泊につき500円を負担する。
    なお、従来の生ごみ処理費は廃止とする。 
 (3)食事は自炊であるが、鍋類、調理器具、電子レンジ、冷蔵庫、食器、醤油、砂糖、塩、調理用油等は自由に使用できる。その他は直接管理人に問い合わせる。
 (4)利用者の申出により、管理人から、「ご飯と味噌汁」、「レトルト食品」、「ビール」提供を受けることができる。その料金は、山研運営委員会で決定し、会報及びホームページなどで周知する。また、惣菜についても事前に管理人に申出れば、地元の業者から提供を受けることができる。ただし、原則として指定された時刻までに自ら受け取りに行く必要がある。
 (5)飲酒、飲食は1階食堂、地下談話室のみ可能とし、他は禁止とする。ただし、外部テラスでの軽飲酒、軽飲食は可能とする。
 火気は1階の台所、食堂の備付用卓上コンロを除き使用禁止とする。また、火災報知器を設置しているため焼肉など煙が多発するものは台所での使用を除き、外部テラスを含め他の場所での使用を禁止する。なお、火気厳禁の趣旨から花火は禁止とする。
  1階と2階が吹き抜けの構造のため、焼肉、バーベキューを禁止する。
(6)喫煙は、1階外部テラスのみ可とし、他は全館禁煙とする。なお、喫煙者は携帯灰皿を持参し、吸い殻は各自持ち帰ること。
(7)炊事、食事の跡片付け及び、使用した部屋の清掃は利用者が行う。
(8)寝具の出し入れは利用者が行う。寝具などを汚した場合は必ず管理人に申し出る。
(9)炊事の際の生ごみ以外のごみは、全て持ち帰る。
        また、持参した調味料、食材等も全て持ち帰る。
(10)利用者が山研に前もって食品等を宅配便で送る場合は、事前に管理人に連絡し指示に従うものとする。宅配便の荷物は受取るのみで、開封や冷蔵保管等は行わない。
(11)宿泊者の2階ゲストルーム、和室「穂高」及び「梓」の利用時間は14時から翌朝10時までとする。
   また、管理人在館時に限り、会員・準会員及びその同行者は日中時間帯の休憩のみの場合、食堂、談話室及びトイレ等を無料で利用できる。なお、お茶等は全てセルフサービスとする。
   宿泊利用者の1階食堂、地下談話室の利用時間は21時30分までとし、全館22時の消灯を厳守する。
(12)シャワー及び風呂の利用は、17時から21時までとするが、水量確保のため、その度管理人の
   指示に従うものとする。

 7.利用者の心得
   山研の利用については、何人も快適に過ごすことができるように管理人の指示に従う。

8.改廃
  この要領の改廃は、山研運営委員会で決定し、理事会に報告する。


付則
1.この要領は、平成24年4月1日から施行する。
2.この要領の改正は、平成27年4月1日から施行する。
3.この要領の改正は、平成29年3月14日から施行する。
4.この要領の改正は、令和2年4月1日から施行する。
5.   この要領の改正は、令和5年4月1日から施行する。


(管理責任者:山岳研究所運営委員会)