投稿募集

公益社団法人日本山岳会 上高地山岳研究所です。
上高地の四季、さんけんで過ごされる会員の皆さんの様子をお届けします。

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2018年5月16日

クイズ:上高地の飲用水はどこから来ているでしょう?

初めて上高地に行ったとき、私が最も感動したのは、梓川をはじめとする水の美しさです。
水が透き通っていて・・



河童橋から小梨平に向かう途中の清水川

日本一汚染が進んでいるといわれていた沼のほとり(さて、どこでしょう?)で育った私は、川の底が見える~!と橋の上から川を見下ろしてははしゃいだものです。


さて、今日の本題です。
皆さんが上高地で使われている生活用水はどこから来ているか、ご存知ですか?
 山研委員の先輩に教えていただきました。

ヒント
上高地には、浄水施設はありません。
下水処理場である上高地浄水センターがあるのみです。


大正池近くにある浄水センター
って、あんまりヒントになってないやいΣ\( ̄ー ̄;)

正解はここ!

じゃじゃーん!六百山です! (六百山について、山下先輩の記事: 上高地の門番六百山



六百山に降り注いだ雨が地下水となり、この透き通った清水川に流れ出ていた水を取水して使っているのだそうです。美しい水が保たれている上高地では、天然の湧水をそのまま飲用しているのですね。


私がなんて美しい川なんだろう!と感激した川の水を飲んでいたなんて。上高地の自然の恵みをいただいていることに感動を新たにしたと同時に、これだけ多くの登山客・観光客がいても水を絶やすことのない六百山の懐の深さにびっくりしました。

上高地は、とても便利なので、自然の中にいるという感覚がうっかりなくなる時がありますが・・・、大事な限りある天然資源を使わせてもらっていることを、忘れないでいようと心に誓ったのでした。


新米山研委員わだこ記


2018年5月6日

今日の穂高〜柳の新緑が鮮やかです〜

昨日までは雪やら強風やらで荒れた上高地でしたが
今朝はスッキリと穏やかに晴れました。
大きなザックを背負った登山者グループが、
今日はこの穂高に見送られながら次々と上高地を下って行きます。




河童橋周辺は芽吹きの早い化粧柳の黄緑が美しく目を引きます。
(小さな花もたくさんぶら下がっています)



焼岳側はこんなかんじです。
左岸のカラマツもほんのり緑がかってきました。



異国の言葉が飛び交う河童橋から、
GW最終日のレポートでした。(元川)

2018年5月4日

雪が降りました

暑い暑いと言っていた開所の頃が嘘のように、
今朝は未明から雪が降り出しました。
上高地では積雪1㎝程度でしょうか。









岳沢小屋のブログによると、上方は10㎝以上の積雪になるようです。

冬と初夏とを行きつ戻りつの気候に、少々戸惑い気味の上高地ライフです。(元川)

2018年4月29日

FAX番号変更のお知らせ

現在FAXで使用している番号を5月末で廃止し、6月1日より電話番号と共用いたします。
ご迷惑をお掛けしますが、登録の変更をお願いいたします。

電話・FAX共通 0263-95-2533


山研委員会

2018年4月28日

徳本峠越えとウェストン祭のお誘い


新入会員の皆さま

JACの仲間とウォルター・ウェストンの足跡をたどり、山研の宿泊を体験してみませんか?

新緑の島々谷から残雪の徳本峠越えて上高地に入ります。二輪草のお花畑や山芍薬を見ることができます。徳本峠からの明神岳も絶品です。
上高地では山研に1泊し、翌日「碑前祭」に参加します。

新入会員の仲間づくりを手助けする企画ですが、新入会員以外の会員も参加できます。







日程: 2018年6月2日(土)~6月3日(日)
費用: 12,000円(1泊2食、午餐会会費、記念品代、傷害保険料)
    ※5月19日以降のキャンセルは、実費3,000円を申し受けます。
定員: 20名(29年度入会の会員、および本会会員の希望者)
申込: jac-sanken@jac.or.jp 5月12日(土)まで。会報「山」4月号参照。 
※現地集合・解散
※申込者に詳細を送ります。    



スケジュール
6月2日(土) 「徳本峠越え」
◆集合     午前5時30分 松本電鉄バス「島々宿」バス停近くの集会場
        山研委員会受付で受付後、朝食(各自用意)、登山準備を済ませてください。
       (注)ウェストン祭参加記念品(手拭いとブローチ)は山研でお渡しします。
◆出発式    午前6時00分
        ・式典後、山研隊のリーダーおよび各担当者紹介。
        ・登山開始。昼食も各自用意してください。
◆山研到着   午後5時00分頃予定。 部屋割り後、交代で入浴。
◆夕食・懇親会 午後6時30分~9時00分(食後に入浴も可能です)
◆消灯・就寝  午後10時00分

6月3日(日) 「第72回ウェストン祭」と「午餐会」
◆朝食     午前7時00分~8時00分
                      ・食後は全員で寝具の片付け、部屋の清掃をお願いします。
◆集合     午前9時30分 山研玄関前
                       ・記念撮影後碑前祭会場に移動。
◆碑前祭    午前10時00分~11時00分
◆午餐会    午後12時00分~午後1時30分(バス時間などの途中退席も可)

◎装備   無雪期の一般登山用具
                念のためスパッツ、ストック、軽アイゼンの用意をお勧めします。
◎参考   1)首都圏から新宿発「さわやか信州号」が便利です。
                2)前日に宿泊の場合は、各自で手配願います。松本電鉄新島々駅前に旅館があります。
                3)早朝につき「新島々駅」から「島々宿」への路線バスはありません。
       各自タクシーを手配頂くか、徒歩(約3.6km、1時間前後)でお越しください。
     ※交通、前日の宿泊は早めの手配をお勧めします。   

第50回上高地開山祭が開催されました(4月27日)/ The 50th Kamikochi Kaizansai on Apr 27, 2018

Update on May 9, 2018: I added summary of English translation (not always correspondent with original)

雪どけが早く、ニリンソウの開花情報もチラホラと聞こえてくる上高地で
今年も開山祭が賑やかに開かれました。
The 50th Kamikochi Kaizansai (開山祭) which is a mountain opening festival took place on April 27th.



カメラを片手に河童橋へとやってきた時には既にたくさんの人人人・・・
かき分けながらやっとのことで橋を渡ってアルプホルンの演奏を撮影。
When I arrived at Kappabashi-Bridge with a camera in hand, there were already so many people…
I finally could took a photo of Lederhosen-clad Japanese Alpen horn players.




横尾山荘ご主人の山田さん(北アルプス山小屋友交会会長)は流暢な英語でのご挨拶。
海外からのお客様に対するおもてなしの心が伝わりました。

Mr. Yamada, owner of Yokoo Hut made a speech in English to be welcome guests from overseas.




撮影スポットを求めてウロウロしてみるものの、
腕をいっぱいに伸ばしても撮れるのは皆さんの頭ばかり・・・
報道によると3600人もの方がいらしたそうです。

It was so crowded with people so it was tough to take photos...According to news reports, 3,600 people were there.



ようやく近くで撮れました。
神主さんの祝詞がのびやかに響きます。
The priests chant.


小梨平で樽酒を振る舞う安井理事。山岳ガイドの石塚さんと。
Mr. Yasui,  Board member of JAC offers people Sake with Mr. Ishizuka, mountain guide.
  

             
             開山祭50回を記念してバッジもいつもより立派です。
Commemorative badge to celebrate the 50th Kaizan-sai



開山祭の後、薄曇りの空をバックに穂高連峰と梓川。
化粧柳は枝先にポヤポヤと淡い緑の葉と花がつき始めています。


                    
                    雪型の「志」もバッチリ出ています。


明けて今朝の山研テラスの様子です。
まだ葉が繁っていないので、たっぷりと朝陽が当たってあたたかです。
ゴールデンウィーク中、岳人たちは(やっぱり)高いところへ上がってしまうらしく、
山研は意外と静かです。
みなさんどうぞご利用くださいませ!

管理人 元川
(Translated by Kaoru)

2018年4月25日

開所しました!! 2018年開所レポート

山岳研究所は本日4月25日に開所いたしました。
今年も、皆様のお越しをお待ちしております。

さて、今回のブログでは、開所作業の模様を新米目線でレポートしようと思います。

開所作業には大きく分けて、①建物周り、および②水力発電関連の2つがあります。

まずは、建物。一冬の間山研を守ってくれていた雪囲いを外していきます。はめている板も、土嚢も重くて、窓を開けるのも見た目以上に重労働なんです・・・皆様お疲れ様です!

特別ゲストのYPさん!
高い窓も、ひょひょいと華麗に拭いてくださいました。





そんな中、トラブル発生!山研の水をためているタンクに亀裂が入っていました。
ただでさえ古いこのタンク・・。今年は雪は多くなかったものの寒さが厳しかったようで耐えられなかったのでしょう、とのこと。

水が使えなかったら大変!!と私一人でオロオロしていましたが、高橋先輩や安井理事他、みなさんが職人芸でバチッと補修してくださいました。ほっ。
タンクを覗き込む柴山委員長


次に、水力発電です。
山研では、水力発電の研究をしていますが、その水は、建物の裏を20分くらい登ったところからひいています。

私は今回上に行かなかったので写真がないのですが、水源からホースをつないでドラムに流し込んで、また管をつないで、と、それも、ちべた~い雪解け水にてを突っ込んで!中島みゆきの曲を流したくなるくらいの過酷な作業です。

山研裏の発電小屋


神奈川工科大学の杉村先生、そして研究室の学生さん、柴山委員長や先輩方、お疲れ様でした!
水力発電は私も興味津々ですので、委員の先輩方に教えていただいてからブログ記事にしてみようと思っています。


で、上から引いた水を発電設備に流していくわけですが・・・ここでまた事件発生。凍結でバルブが割れてしまいました。
こんな立派な金属が割れちゃうってどれだけの寒さだったのでしょう・・ ((;゜Д゜) ?!

 
割れとるがな・・

と思っていたら、窓から足が飛び出ている・・・。
オヨ?
オヨヨヨヨ?!


古野委員がえみこ委員のビレイで屋根に登攀して気象観測機器の修繕をされた後、窓から戻っているところでした。

 各委員が専門性や能力を活かして、山研は運営・維持されているのですね!


というわけで・・・山研委員が一丸となり、開所作業は完了したのでした。
(今年は雪が少なかったので、そのぶん例年に比べて作業が順調に進行したことも、合わせてご報告いたします。)


お天気がよかったので、お布団も干しましたよ〜。

ふかふかのお布団で、皆様がいらっしゃるのをお待ちしています♪

新米山研委員 わだこ記